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「ねぇねぇシュ~ウ~、何時になったらルミと付き合ってくれるの?」
「安心しろ、永遠にそんな時は来ない」
「俺の幼馴染み泣かしてんじゃねぇぇぇぇ!!って、あれ告白と受け取っていいよね?」
「いいわけねぇだろ!」
「?……何の話だ?」
「この話に関わったら消し飛ばす……!」
「わ、わかったわかった……」
魔王ヴィスタを倒してから一週間、俺達勇者一行は森を抜けた場所、普通の道中を歩いていた。
今ラルの奴が余計な詮索しようとしてやがったので、多分魔王戦の時よりも殺気出して脅す。
ラルはそこからただならぬ事情があるんだろうと察したのか、直ぐに手を引いた。賢い判断だな。
……しかし、はあ、まさかこんなことになるなんて……全く予想出来なかった。
そう、あれは丁度一週間前のことだ……
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