はじめに

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欧州連合、通称EUでも、フランスと並ぶ経済大国のドイツ。ダイムラーやBMWのような自動車産業をはじめ、機械や薬品の製造の盛んな国です。その一方、環境問題対策にも力を注いでおり、『環境先進国』としても知られているのは周知の通りです。 そんなドイツ、日本との共通項の多い事でも知られています。自動車をはじめとする機械産業への強さ、真面目で勤勉と言われる国民性、後発の先進国ながらトップクラスの国家の発展度、更には全体主義に走った挙句の第二次大戦の大敗北まで… そういった環境からか、明治時代の日本政府は近代化の模範をドイツ・プロイセン帝国に求めました。その結果、自然科学や人文科学のあらゆる分野にドイツ学問の概念が導入されました。現代でもこの名残なのか、医学や化学においてドイツ系外来語は頻出です。 これと同時に、ドイツ語も主要外国語として学ばれるようになったのです。それまでの主流だったオランダ語からドイツ語への移行です(因みに、このオランダ語とドイツ語はきつい方言差があるくらいの違いしかなく、互いに通じやすいようです。詳しくは後述)。その後アメリカ英語主流となった現在でも、大学で学ぶ第二外国語として、多くの大学が採用しています。 まだまだドイツ語について語れる事は多々ありますが、能書きはこのくらいにして、そろそろ本編に入りましょう。
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