第三章

3/8
前へ
/26ページ
次へ
ズザザザッ 平助が 凄い勢いで近づいてきたので、華南は驚き 途端に、数歩後ずさった。 平「華南ちゃん!」 華「な、何?平助君」 華南は平助の必死の形相に思わず、笑いそうになったが、何とか笑いを堪えて聞いた。 平「…相談に乗ってくれない?」 華「ふぇ?」 華南は 平助の申し出に、間抜けな声が出た。 物凄く必死にはなっていたので、余程 大切な何かなのだろうと思っていたので、途端に気が抜けた。 平「実は……」 平助は、華南の返事も聞かずに続ける。 平「僕…、男前になるにはどうしたらい「えぇぇえぇ!?」いと思う…?」 華南は 平助の発した言葉に驚き、叫び声を上げた。 さっきとは、正反対である。 華「へへへ、平助くん?どどどど、どうしたの?急に。私の聞き間違いじゃなかったら、男前になるにはーー、って聞こえた気がするんだよなー。ハハッ」 ハハハッ。と笑って 聞き間違いにしようとする華南。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

83人が本棚に入れています
本棚に追加