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ズザザザッ
平助が 凄い勢いで近づいてきたので、華南は驚き 途端に、数歩後ずさった。
平「華南ちゃん!」
華「な、何?平助君」
華南は平助の必死の形相に思わず、笑いそうになったが、何とか笑いを堪えて聞いた。
平「…相談に乗ってくれない?」
華「ふぇ?」
華南は 平助の申し出に、間抜けな声が出た。
物凄く必死にはなっていたので、余程 大切な何かなのだろうと思っていたので、途端に気が抜けた。
平「実は……」
平助は、華南の返事も聞かずに続ける。
平「僕…、男前になるにはどうしたらい「えぇぇえぇ!?」いと思う…?」
華南は 平助の発した言葉に驚き、叫び声を上げた。
さっきとは、正反対である。
華「へへへ、平助くん?どどどど、どうしたの?急に。私の聞き間違いじゃなかったら、男前になるにはーー、って聞こえた気がするんだよなー。ハハッ」
ハハハッ。と笑って 聞き間違いにしようとする華南。
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