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「いやー助かったぜ同志マカ。あのままだと俺、こいつ引き裂いてたわ」
「あら、気にしなくていいのよ同志シュウ。私があれを燃やしたのは、ただそこにウルが居たからだから」
それでこそ俺が見込んだドS。素晴らしい。
「ちょwあっちぃぃぃ!助けて、死んじゃうおww」
「……結構元気そうじゃねぇか」
「どうせほっといても死なないから大丈夫よ」
「放置プレイとかww悔しいwwけど感じちゃうwww」
燃え盛る馬鹿をリアルに放置しておくことにして、城の中へ戻りました、と。
「それにしても同志シュウとこうやってちゃんと話すのは初めてかもね」
「そうだな……あん時はほとんど話さなかったし」
廊下を歩きながら、同志マカと談笑を楽しむ。
「あのぅ……」
後ろから、控えめな声。
シアだ。
「どした?シア」
「いや……シュウ様とマカさんって、仲よろしいんですか?お二人が喋っているのを見るの、今日が初めてなんですけど」
ああ……そういうことね。
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