218人が本棚に入れています
本棚に追加
「まあ色々あってな。わかりやすく言うなれば、俺と彼女は“同じ種族”だから……かな」
「へ?」
頭に?マークをたくさん浮かべるシア。困った顔も可愛いなちくしょう。
「ふふ……まあそういうことよ。しかし同志シュウ、まさか貴方が今日の魔王代理とはね……」
「ああ、セージ君あたりから聞いたのか。そう、オルカと計画していたんだがな、とうとう実現したわけだ。黙っていてスマンかったな同志マカ」
「ああいや、いいのよそれは。クリスマスや鯱よりも、同志シュウの方が魔王っぽいしね」
クリスマス……鯱……?
ああ、ノエルとオルカね。
「あと、同志マカ。これ、受け取ってくれ。ドS連合の会員証。それと連絡用の通信石だ。そいつは魔力流せば多分使えるはずだから」
「わかったわ」
「ええと、シュウ様?もうひとつ質問いいですか?」
同志マカとの会話に、気まずそうにしながらも割って入ってきたシア。
「ん、なんだシア。なんでも言ってみろ」
「……ドS連合ってなんですか?」
あー、そうきたか。
最初のコメントを投稿しよう!