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「だから、俺はここにいたらダメ…。 俺がいたらここにいるみんなが、ここに集まってきたみんながダメになる。 ……ここは、俺にとって、とても大切な場所。マスターも龍神のみんなも俺の大事な家族!!俺に居場所をくれた、大切な人たち!! …‥そんなみんなを無くしたくない!!」 オウはマスターの言葉を遮り、言葉をつなげた。 その思いは、本当にここが…この場所が大切なんだとわかる。 マスター「…わかった…。 おい…また、帰って来るか?」 マスターの声はさっきの低いものではなく、消えてしまいそうな弱々しいものだった。 「ん~?どうだろうな? …みんなには、俺のこと忘れてって言っといて。そして…ごめん、今までありがとうって」        
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