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愁稀「うわっ!!」
「…愁稀…会いたかった…!」
愁稀「ふふっ。樹いきなり抱きついてきたらびっくりするだろ?」
樹「…だって…!」
そうみなさんはわかりましたよね?さっきのバタンは扉を閉めた音、ツカツカは樹が愁稀の所に歩いくる音、ガシッは樹が愁稀の腕をつかんだ音、ギュッは樹が愁稀に抱きついた音でした。
愁稀「まぁ、いいや。樹、ただいま。」ギュッ
樹「ん…。おかえり。」
しばらく2人は抱きしめあいながら笑いあっていた。
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愁稀「で?これからどうすればいい?」
樹「ん?…あぁ、そうだね。
愁稀はこの学園のことどこまで知ってる?」
愁稀「だいたいはパンフレット見たから知ってるよ?」
樹「じゃあ大丈夫だね!!あとはここの特徴とかは?」
愁稀「特徴?なにそれ?」
樹「うん。あのね、この学園のほとんどがホモかバイなんだ。生徒も教師も。」
愁稀「あぁ、そんなこと。別に気にしない。」
うん。
実は知ってた。
学園に行くことになって、すぐ調べたんだよね。
ハッキングして。案外、簡単にはいれたから時間もかからなかったし。
樹「うん。知ってるよ。でも、愁稀かっこいいからすぐ人気でるよ。堂元君だって、愁稀のこと好きそうだし…」
愁稀「大丈夫だよ。俺バイだし。樹だって知ってるだろ?」
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