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樹「…知ってるけど…」 樹は納得いかないようで、少しムッとしていた。 愁稀「他になんか大事なことある?」 樹「特にあとはないよ。」 愁稀「じゃ、疲れたし寮に行ってもいい?」 樹「いいよ。じゃあこれ。」 そう言って愁稀に何かを渡した。 愁稀「カード?」 樹「うん!!カードキー。 愁稀のは特別で、どこでも開けられる用になってるから!!でも部屋の鍵は別に寮長にもらって!!そのときに部屋番号も聞いてね」 愁稀「わかった。じゃあ行くな、また来るから。」チュッ 樹「…んっ//…。…待ってる//。」 バタン‥ -樹side- 樹「愁稀…。」 愁稀…。なんか変わった。なんか人を寄せ付けない感じ。 部屋に入って来たとき、一瞬誰だかわかんなかった。 …やっぱりまだ抜け出せないのかな? コンコン 樹「どうぞ。」 「失礼します。」 樹「あぁ、潤。おかえり。」 潤「はい。…何かあったんですか?嬉しそうなかおして。」 樹「うん。さっきまで愁稀がきてたんだ。」 潤「愁稀君が…。…こっちに帰って来たんですか?」 樹「私がこっちに呼んだんだよ。」 潤「そうですか…。」 なんか暗い雰囲気になり、2人とも黙ってしまった。        
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