142人が本棚に入れています
本棚に追加
愁稀は理事長室を出たあと、寮を目指して歩いていた。
はぁ~
まだつかないのかよ!!
てか学園内に森なんていらなくね!?
無駄に広いし…
金いくら使ってんだろ…
俺にく「オウ…?」…れな…??
「オウだよね??」
愁稀「?…セイ…?」
愁稀は懐かしい名を呼ばれて、少し驚きながら呼ばれたほうをみた。
そしたら、そこに知っている人がいて目を見開いた。
えっ…
な…なんでここに?
ここに『幻影』がいるのは知ってだけど…
まさか…
セイ「オウだよね?なんでここにいるの?てか、今までどこにいたの?」
愁稀「…久しぶりだねセイ。元気だった?」
セイ「うん。…ねぇ、質問に答えて」
愁稀「…。俺今日からここの生徒になったの。どこにいたのかは…、まぁ、外国かな?」
セイ元気そうで良かった。
でも少し痩せたかな?
ギュッ
…?
愁稀「セイ?」
セイが愁稀に思いっきり抱きついてきて、いきなりだったので愁稀はなにがあったかわからなかった。
セイ「ずっと探してた。ずっと会いたいと思ってたのに、会えなくて、ほんとに心配したんだ」
愁稀「…うん。ごめんね。心配してくれてありがとう」
探さなくていいのに…
心配なんてしなくていいのに…
でも、素直にうれしいと思う自分がいる。
またいつかみんなと笑える日がくればいいな。
最初のコメントを投稿しよう!