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愁稀は理事長室を出たあと、寮を目指して歩いていた。 はぁ~ まだつかないのかよ!! てか学園内に森なんていらなくね!? 無駄に広いし… 金いくら使ってんだろ… 俺にく「オウ…?」…れな…?? 「オウだよね??」 愁稀「?…セイ…?」 愁稀は懐かしい名を呼ばれて、少し驚きながら呼ばれたほうをみた。 そしたら、そこに知っている人がいて目を見開いた。 えっ… な…なんでここに? ここに『幻影』がいるのは知ってだけど… まさか… セイ「オウだよね?なんでここにいるの?てか、今までどこにいたの?」 愁稀「…久しぶりだねセイ。元気だった?」 セイ「うん。…ねぇ、質問に答えて」 愁稀「…。俺今日からここの生徒になったの。どこにいたのかは…、まぁ、外国かな?」 セイ元気そうで良かった。 でも少し痩せたかな? ギュッ …? 愁稀「セイ?」 セイが愁稀に思いっきり抱きついてきて、いきなりだったので愁稀はなにがあったかわからなかった。 セイ「ずっと探してた。ずっと会いたいと思ってたのに、会えなくて、ほんとに心配したんだ」 愁稀「…うん。ごめんね。心配してくれてありがとう」 探さなくていいのに… 心配なんてしなくていいのに… でも、素直にうれしいと思う自分がいる。 またいつかみんなと笑える日がくればいいな。        
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