干殻市街レポート

5/9
前へ
/34ページ
次へ
いや、怯えてるようにも思えた。 そして何より真っ白なシャツには血がついていたのだった。 これが仕事でなければ真っ先に逃げたい。しかしその気持ちを抑え、ただ目の前の事を撮っていた。 〈大丈夫ですか?一体何が?〉 ……ものがハァハァ向こうから…ハァハァ よく聞き取れなかったが答えは直ぐにわかった。 それはその女性の後ろに居た… 人間の足…そして胴体の部分が大きな口となっていて血だらけの生き物… 化け物だった。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加