112人が本棚に入れています
本棚に追加
喫茶店での仕事が始まっても
家庭に迷惑かけない程度に
時間を抑えていたので
今となっては、やっぱり暇だ。
相変わらず忙しい旦那を
恨めしく思う。
『私をほったらかしに
していると
今に浮気するから!』
『ふふっ絶対お前はしないよ。』
と、とりつく島もない。
喧嘩にならない喧嘩をすると
ギュッと抱きしめてくれる。
う~ん。
優しい人だし
多分恰好良い。
仕事も出来るし。
私の旦那様としては
本当に満点だ。
ただ。
仕事が忙しすぎて
構ってもらえないことが寂しい。
実際…。
哲が会社を定年する頃には
私ももうトシで
『女』を謳歌するとき
もう、とうに過ぎている。
…。
まだ、ちょっとは
行けてると思いたい。
まだ『女』を
捨てたくない。
だけど。
容赦なく近づいてくる
終わりに
私は少し焦りを感じている。
浮気したいとかって
訳じゃないのよね…。
だけど『恋』を…。
そう、『恋』はしていたい。
ときめく気持ちを
忘れたくないと思う。
それが今のところ
一番の若返る秘訣に思えた。
最初のコメントを投稿しよう!