2.

9/10
前へ
/788ページ
次へ
指がゆっくり動く。 だけど唇も 止めてはくれない。 次第に呼吸が荒くなり うねるような快感が 体の奥から湧いてきた。 すると、突然指を抜かれ 中途半端な感覚が 私をなお一層狂わせる。 「哲ぃ…」 欲しくて欲しくて 甘ったるい声で呼ぶ。 哲はベッドの脇にある サイドボードから コンドームを出すと 素早く装着し 一気に私を貫いた。 「はあぁ…」 だけど、なかなか 動いてくれない哲。 「哲…お願い…。  いじめないで…。」 と懇願するように 腰を揺らす。 すると私の腰を 引き寄せながら 自分の腰をぶつけてくる。 そのリズムと一緒に 「あっあっ」 と声が漏れ 哲が私の耳元へ 顔を埋めると 「もっと鳴いて…」 と、言いながら 私の体の下へ手をやると グッと体を持ち上げた。
/788ページ

最初のコメントを投稿しよう!

112人が本棚に入れています
本棚に追加