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?『ちっ……またか…』
荒れ果てた荒野に佇む男がいた
?『これで何度目だ……何度壊せば気が済むんだ…左慈…』
于吉『おやおや、これは貴方でしたか。』
?『于吉……か…。何故ここにいる?』
そう言うと男は于吉と呼んだ男に近付いた
于吉『ふふっ、また一つ外史が消えましたね。まぁ貴方には苦痛でしかないでしょうが…』
于吉は男を見て笑った
?『外史は破壊されるためにあるんじゃない…正史を支えるためにあるんだ……それが『甘いな…何時までたっても貴様は!』…!!左慈…!』
左慈『貴様は甘い…外史は正史に存在する者が想像し出来た謂わば存在しない下らんものなんだよ!…それを貴様と貂蝉は!』
于吉『左慈、彼らには彼らの…我々には我々の思想が……いえ概念があります。それは悠久の時を生きる私達『解っている!黙っていろ!!』やれやれ…』
?『俺は空気か…?』
左慈『………』
于吉『………』
───その瞬間辺りは2度程下がったという
左慈『ふん、知ったことか!貴様があくまで外史を護ると言うなら俺は貴様のその甘ったれた概念そのものを砕いてやる。』
于吉『ふっ、新たな外史が開いた様ですね……左慈?』
左慈『あぁ壊しに行くぞ。止めたければ貴様も来るがいい!!この外史で決着を着けようじゃねぇか…大和!!』
そう言い残すと左慈達は消えた
大和『……左慈、どうあっても外史を認めぬのなら俺はお前を…』
ブォン
大和も消えていった
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