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女の子の目付きが変わった。
「今謝ったら三部殺しで許す。謝らなかった九部殺し」
そんな理不尽を吐きながら、こちらを威圧する。
俺の膝が震えている。
へっ、久しぶりの修羅場で体が喜んでるようだぜ。
だが今さら退けない。
決意を新たにし、強い口調で俺は女の子にこう言い放った。
「え? 何だって? 聞こえなーい。 胸が小さいと声まで小さくなるんだな。 会話しづらいし、やっぱ女の子は巨乳だよな、巨乳。 Bはまだギリギリ許せてもAはなぁ…。もう価値NA☆SIって感じだな。 相手してくれるのが、ロリコンとペド野郎だけっていう。 ククク…哀れな…実に哀れな。 ククク、クハハハハハハハハハ!!!」
言うだけ言うと、俺は陸上選手も真っ青な素晴らしいフォームで走りだした。
女の子はただじっと俯き、立ち尽くしている。
何あれ怖い。
負のオーラが具現化してる。
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