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「さっきのは全部あいつに言えって言われて…」
そう言って逃げ出そうとしているヤンキーBを指差す。
「あなたみたいな美少女にあんな事は言うのは殴られるより辛かったんですがあいつから言わないとお前の両親の両親の親友の甥っ子のペットのポチを餌付けするぞって脅されて」
息継ぎすらせず早口で言い訳を並び立てる。
そして最後に止めとばかりにキラリと歯を光らせた笑みでこう言い放った。
「あと(寄せて上げれば)Bカップは(ギリギリ)守備範囲です! 好きです! 結婚してください! 」
…勝った。
そう確信して女の子の方を見る。
女の子は耳まで真っ赤だった。
フラグ立ったか? と内心ほくそえんだ俺だったが、次の瞬間。
女の子の小さな拳が俺の顎を捉えた。
あれ? 顎砕けた?
そう思ったのも束の間、次の瞬間には鋭い蹴りが俺の股に決まった。
腹を押さえてその場に倒れ込む。
朦朧とした意識の中、俺は最後に
「貧乳ブームは……過ぎ去ったんやぁああ!!!」
と叫ぶと事切れた。
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