0人が本棚に入れています
本棚に追加
沈黙が支配するこの空間で、先に動いたのは妹だった。
目を剃らし、その場から離れていく。
俺はその場に崩れ落ちた。
なぜ…。
なぜ奴の存在に気付けなかった!?
普通なら奴は学校にいる時間のはずだ。
それが分かっているからこそ、俺は行動に出たのだ。
…聞けば分かるか。
俺は考える事をやめて、そのまま妹の部屋の前まで移動する。
ノックはせずにそのままドアを開く。
妹はベッドに寝転んでいた。
俺はベッドの前に堂々と立ち、妹に問う。
「なんで家にいんの?」
妹は嫌悪感を丸出しの声で
「服着ろ。短小包茎」
俺は涙を堪えながら、走って妹の部屋から逃げ出した。
最初のコメントを投稿しよう!