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52年1月1日午前0時00分
その年の最初の出来事は鶏肉が爆発したことだった
そしてその1時間後の午後1時には早くもカイリの摂取アルコール量がアセトアルデヒトの処理速度を超過した。
ジョンとミルズはメタルがどうたら真珠湾が云々言いながら二人で競うように海に飛び込んで以来見ていない。
残ったのは私、ハンナ、クレイズ、そしてジタンだった
ハンナはいつも通りだがクレイズは酒を飲まず二人でずっと話し合っていた。
「セシル
ちょっと手伝ってくれ」ジタンに呼ばれたので特設のカウンターに行った
「よし。これでいい。
まぁ飲んでくれ」
ジタンが言いたかった事は直ぐに判った
「こういう機会を作ってやるのも俺の仕事の内よ」
「内容がまったくロマンチックじゃないけどね…
殺伐としてるわよ」
「でも“その事”を話してる時のクレイズはイケてるだろ?」
「そうね。正に男らしいって感じかな。」
「昔からそうなんだよな。
普段は大人しいんだけど“仕事”の事になると化けるんだよな。
…二重人格か?」
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