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「…第4部隊は全滅したのよね?
でもジタンがこの話をしているって事は…」
「ああ、そうだ
ただ一人だけ生き残ったやつがいる
ちなみに俺ではない」
「…ジュリア」
「そう あいつだけがどういう訳かただ一人生き延びた。
俺は訳あって演習には参加してなかったから助かった
28日にはもう゛何かが起きた゛事が判った。
少なくとも米軍の間には『第4部隊が蜂起しようとして静粛された』と言う噂がながれてた。
29日の早日にEC(Emergency Call)がアラスカ沖で一瞬発信した
もちろん秘匿回線で、
ジョンと俺とジュリアだけの回線だ
俺とジョンは直ぐに飛行艇で向かったよ。
その飛行艇は今もジョンの家にあるはずだ。
付近の海上にゴムボートが漂流していた。
特殊部隊用のな
着水して救助しに向かったら、満身創痍のジュリアが放心して座っていたよ。例のGew43にもたれかかってな
ジョンの家に収容して治療した。
病院へ直行するべきだったが、゛足がつく゛事は出来なかった。
その時にはもう
『存在してはならない人間』だったからな 」
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