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私立星波(ホシナミ)高校。敷地面積は広いが、学力は中の上くらい。
雪野家から約10分ほど、平坦な道を歩くと学校に着く。
朝食後、身支度を終え何ともいえない空気を纏う家から出た瑠奈と俺は、約10分で学校の門をくぐる。
すると、後ろから猛牛のように走ってくる人影を発見。
「我が愛しのルゥゥゥゥナちゅわ~ん!俺の彼女に、ぶべらっ!・・・」
とりあえず、奇声を発している変態を俺は成敗した。
奴の名は、村雨 真(ムラサメ マコト)。一応、俺の親友だ。中学校からの付き合いで、短い茶色の髪をツンツンに立てている。因みに、可愛い女の子が大好き。
マコト「っはぁはぁ。やるじゃねぇか、我が戦友(しんゆう)!だが!俺の愛の前では、敵はいな「おはよー!大智ー!」ドベラッ!」
真。朝から災難だな、と心の隅で俺は同情する。
今、真をゴミのように蹴飛ばし、俺に典型的な朝の挨拶をしてきたのは、桜川 唯(サクラガワ ユイ)。きめ細やかな茶色の髪を腰まで下げている。真と同じ頃に中学で知り合い、それ以来いつも4人で連んでいる。
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