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「アーンパーンチ!」
それは僕の日常。些細な出来事が絡み合い、紡がれてゆく日々。
その日も、僕はバイキンマンと戦った。
次に出る言葉は決まっている。
「覚えていろよ、アンパンマン! バイバイキーン!」
とても陳腐なことで、それがとても愛おしくて。
ふと後ろを見れば街のみんなが笑って手を振ってくる。
ありがとう、ありがとうと。
でも、
それを変えたのは僕だ。
それを歪めたのも僕だ。
それを壊したのも僕だ。
これはその僕への罰なのだ。
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