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絶叫?
悲鳴?
断末魔?
声と音は、いつしか僕にはただ音と音に聞こえていた。
「止めるんだ、アンパンマン!!」
毎回の決まりきった台詞。ただ違うのは呼ばれているのがバイキンマンでなく僕なこと。
声のした方をふりかえれば、カレーパンマンと食パンマンが怯えた表情でこちらをみていた。
「もう一度言う、止めてくれ、アンパンマン……」
上擦った声が、カレーパンマンの口から零れる。
「どうしてさ?」
疑問を口にしながらも、僕は殴るのは止めない。
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