アンパンマンという肖像

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「アンパンマァァァンッ!!」  汚らしい怒号とともに、カレーパンマンが飛びかかってきた。  バイキンマンを僕一人に任せるのが悪いと思ったのかな? 君は良い奴だ、カレーパンマン。 「さぁ、来なよカレーパンマン! 食パンマンも一緒にさ!」  少し大仰なぐらいに両手を開き、僕は彼を迎え入れようとした。  が、彼は何故だか僕の事を殴ってきた。  珍しいな、そんな間違い。殴る相手を間違えるだなんて。 「手前は、手前はよぉっ……!!」
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