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目が覚めると、どうやら森の中のようだった。
隣には綺麗な泉があるが、周りをかなり背の高い木々に覆われている。
…いや、地面を見て気づいたが、木々が高いわけじゃなく、俺の視線が低いんだ。
そっかースライムなんだもんなー視線の高さが地面から30cmくらいしか離れてないやー
……こんな自覚の仕方、嫌だったorz
うわっ!orzの格好もできねえ……いいんだ、これは気分的になんだ。
数分落ち込んでいたが、時間の無駄なので、とりあえず自分の姿を確認してみることにした。
「鏡よ、鏡。妾の姿を映しておくれ」
うん、キモイな。
2度とやらないようにしよう。
俺が決意してる間に、眼前の空中に光が集まり、俺の想像通り少し大きな鏡になった。
それに自分を映して見てみると、少し白っぽく色がかかっているものの、ほとんど無色透明な高さ35cmくらいの半球状のゼリーがあった。
くりっとした真ん丸の銀眼と、小さめな口ぐらいしか特徴がないゼリーだ。
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