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槍の男がカケルとの戦いなどを大まかに説明していく。
途中、魔法使いが「威力は低い方ですが、一応上級魔法の雷獣をあっさり跳ね返してきました!あんなの、スライムじゃありえない!」と、興奮気味に言い足したりしている。
興奮しているからか、後半は敬語でなくなっている。
さらに剣士の片方が「最後には魔法なのかもわからない奇妙な技を使ってきました。それで俺たちは何かに突然押し潰されました」と、もう1人の剣士を指差しながら、言い足す。
そんな補足を交えられながら、槍の男は説明を終え、最後にカケルの特徴を伝える。
「更に、そのクリアスライムは珍しいことに喋りました。あと銀色の目をしていました」
これで話を締めくくると、槍の男はギルドマスターを見た。
ギルドマスターは数秒、思案顔でブツブツと呟き、
「他の者には警戒するよう伝え、しばらく様子をみるとしよう。ご苦労だった。下がっていいぞ」
考えをまとめ、4人を下がらせた。
「銀眼、か…」
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