この御方を何方と心得る!!

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まずは、コレでもくらっときな! 「せいっ!」 「なっ!無詠唱の雷獣だと!?しかも、通常よりデカい!」 ハンマー男の言う通り、俺は最初の魔法使いの真似をして雷獣とか言う魔法を放った。 いくら実力を封印したところで、魔力量は無限だからな、かなり魔力を込めてやった。 だったら実力封印意味なくね?と思うかもしれないが、そんなことはない。 魔力量以外の身体能力や魔力の質は、しっかりと封印されてるからな。 他のチート能力は、自分の意思で使わないようにすれば、充分楽しめる。 ハンマー男が慌てたのは僅かで、すぐに落ち着くと、デカいハンマーを軽々と振り上げ、それに魔力を込めてから雷獣に振り下ろした。 瞬間、閃光が迸り雷が落ちたときのような、空気を引き裂く音が響いた後、雷獣は消滅していた。 「っく、いきなりの無詠唱で、この威力たぁ……マジでヤバいな。スライムじゃねぇ…」 ハンマー男は目立った外傷は見当たらないが、体が痺れているようだ。
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