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羨ましい。
控室でレルトとルミン以外の隊員はそう思った。
時は大会2日目の試合開始前。
後2回勝てば、優勝出来る。
そう思うと急にメイトューレ達は緊張してしまう。
それに比べ、軍人コンビは何とも思ってないらしく、完全にくつろいでいる。
慣れていると言うか、常に死と隣合わせの戦いをする彼らにとって、大会の準決勝や決勝など訓練と大差ないのだろう。
「ふふっ、顔が強張っているわよ。みんな」
小さく笑いルミンが言った。
「緊張した所で、戦いになれば忘れるわよ。だって興奮してテンションがハイになるんだもの」
「そうだね。僕はあの戦場の飛び交う通信や周囲の怒号、爆発音や剣撃の音を聞くと少なからず興奮するよ。それで恐怖心とかなくなっちゃう。メイや先輩達もそうじゃないですか?」
と、レルト。
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