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「んー!やっぱカエデの作るご飯食べないと一日が始まらないね!」
もりもりと朝食を食べるカナデとカエデの母、カオリ
それを聞いたカナデは少し不機嫌そうな顔をする。他人にはわからないぐらい本当に少しだけ
「あ、お兄ちゃん拗ねてる」
「本当ー?あ、本当だ」
しかし長年一緒にいる家族にはわかるようで。二人は彼をじっと見つめる
「…拗ねてない」
顔が赤くなり、それを隠すようにプイッとそっぽを向く
「おやおやー?」
「もう、お兄ちゃんかわいいんだから」
このこのーと、頬っぺたをプニプニするカエデとその光景を見てニヤニヤするカオリ
これが姫崎家の朝である
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