一目惚れ

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―翌日― 私は昨日と同じ時間の電車に乗っていた。 (あの人、いるかな) キョロキョロと周りを見渡す (あっいた…!) 彼は今日はつり革に掴まりながらだるそうにしながら外を眺めていた。 (やっぱりかっこいい…) 私はドアの角に寄りかかり 彼に気付かれないようにさりげなくみていた。 (なんかあたし、気持ち悪い…) 私は若干自分に引いた。 でもやっぱり彼がかっこよくて視線を移してしまう。 なんなんだろ、ほんとに。 電車でみてかっこいいなって思っただけだったのに 昨日からずっと彼のことが頭から離れない。 別に、みてるだけならいいよね? 私はそう自分に言い聞かせた。 ――そして電車はあっという間に駅に着いてしまい私は電車から降りた。 また彼は私を追い越し歩いていく。 私はその背中を見つめながら 自分のこの気持ちが恋だということを感じ始めていた。
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