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学校へ歩く途中
(私、あの人に一目惚れしちゃったんだ)
(この気持ち、どうしたらいいんだろう)
たかが電車でしか見れないのに、むしろ向こうはあたしの存在さえ知らないのに
りりこは自分が彼に恋してしまったことが嬉しい反面、どうしたらいいかわからなかった。
このまま別に彼と発展があるわけでもないし
話しかける?
むりむりむり!
私は一人悶々としながら学校へ向かった。
「おはよー美幸」
「おはよ!今日はいた?例の人」
「うん、いたよ」
「ちょ(笑)顔にやけすぎー」
美幸はそう行って私を小突いた。
「いいなーいいなー、あたしもみたい」
私が、美幸に自分が一目惚れしたことを言おうか迷っていると
「てかさ、話し掛けちゃえば?」
「えっ!!?」
さっき自分が無理!と思ったことをあっさり美幸が言うもんだからかなり焦った。
「゙毎朝かっこいいと思ってみてました!よかったらメアド教えてください❤゙てさ~!」
美幸は一人興奮しながらきゃあきゃあ言っている。
「いやいや、無理だって!」
私は顔が熱くなる。
「えー?いいじゃん。なんか発展するかもよー」
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