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ビッチ星人は全員が(地球で言う)女性の宇宙人である。そのビッチ星人がラブホテルの一室を改造した秘密基地にひしめいていた。
「ホホホ、まさか地球人もラブホテルが我々ビッチ星人の基地だとは思わないでしょうねホホホホホホーッ!」
「ホホホホホーッ!」
一斉に同じ様な声で笑い出す。
「さあ、通り魔をどんどん作りだして地球人を混乱させるのよ!!」
ああ恐るべきビッチ星人の陰謀であった。円板型発信機を飛ばし人間を操っていたのだ。METもまだ彼女らの基地がここであることを発見していなかった。未だMETロビンを飛ばし謎の円盤の姿を追い求めるばかりであった。その内の一機にはオガタ隊長とヤマダ隊員が載っていた。効果があがらない探索に業をにやしたオガタ隊長はヤマダ隊員に命じた。
「非番の隊員も招集しろ!!」
「え~ん、えっえっ、えぐっえぐっ」
「まだ泣いとるのか?勘弁してくれ」
隊長の命令によりヤマダ隊員はMETロビンから通信を送った。
「まずはゴヒからよね。デートの邪魔してやるんだから」
…ベッドでじゃれあうゴヒとミドリ。隊員携帯の通信機が鳴った。市販のムービー携帯とは段違いの性能のビジュアルフォンである。大抵の隊員は非番の日はカメラをオフにしている。それはそうだろう。プライベートな姿はあまり見られたくないものだ。しかしものぐさで慌て者のゴヒはいつもカメラのスイッチはONのままにしている。そこに召集のコールが鳴った。何も考えずにゴヒは通信機を手にとった。
「はいはい、ゴヒです」
ミドリ隊員は慌てた
「あ、ちょっとゴヒカメラ切ってある?」
…そしてMETロビン、及び本部のモニターに全裸ののゴヒとミドリの姿が映し出された。反射的にミドリはゴヒを蹴り飛ばし画面から逃れた。
「もう、ほんっと~にバカなんだから」
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