第3話「二人の秘密」

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本部でモニターを眺めていた通信員は飲んでいたコーヒーを吹き出し慌ててキーボードを拭いた。METロビンに載っていた隊長は呆れ果てた。通信を送ったヤマダ隊員は嫉妬心を激しく燃やした。頭の中で大事な何かがプツンと切れる音がした。 「通信受信地点、××地区ラブホテルラビオリ・・・至急急行します」 隊長は叫んだ。 「何を言っている!!二人は放っておいて別の隊員を呼ばんか!?」 「ケケケケよくもよくもあの二人見せ付けやがって!!邪魔してやる~ケケケケケ」 「わ~何を考えとるんだお前は!!機首を戻さんかー!!」 隊長の命令を無視しメットロビンはホテルラビオリへと向かった。 「距離200M!!ホテルラビオリ補足!!」 「何するつもりだ!?操縦をこっちに戻さんか!?」 「死ね!!ミドリ~ゴヒ~!ミサイル発射!!」 炎を噴出しながら小型ミサイルが発射された。照準は合わずゴヒとミドリの居る部屋の下に命中した。オガタ隊長は絶望した。 (ああ俺の人生終わった。民間の建物を誤爆してしまった。いや誤爆どころか確信犯だ、管理不行届だ懲戒解雇だいや業務上過失致死だ刑務所だアホタレな部下共の所為で人生終了だ) しかし煙が晴れると崩れた壁の中には人間ではない者の姿があった。そしてとてもラブホテルとは思えない内装…怪しげなメカニックが露出していた。何事も無かったようにヤマダ隊員が言った。 「隊長、電波の発信源はあそこです」 「何っ!?よし、あ、あそこが宇宙人の基地か!?なんか知らんが攻撃してよかったんだな??懲戒免職は無しだなっ!?」 一方ダッチ星人達は煙の中で泣き叫んでいた。 「もぉ~地球人ってデリカシー無いから嫌いよこうなったら怪獣攻撃に切り替えるのよ!!」 何かのスイッチが押された。青い光が巻き起こり巨大な怪獣が現われた。 「エレキフグやっておしまい!!」
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