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ゴヒのウルトマランは空中で静止した。高速で接近してくるSSTの防御ミサイルを手刀で叩き落とす。
(まさか彼女は?アレを使う気か?)
全身傷だらけの彼女にSST基地内から容赦ない砲撃が行なわれる。何かの宗教の神の偶像を思わせる、銀色の顔が不敵に微笑んだように見えた。次の瞬間アユカの胸のカラータイマーが光りだした。彼女は叫んだ。
「ウルトマダイナマイト!!」
(ああ、やはり!!)
カラータイマーの光が強く輝き、閃光が彼女の体を包んだ。次の瞬間アユカの体は大爆発を起こした。
(ああ、やはりウルトマダイナマイト!!体内のエネルギーを一気に爆発させる禁断の自爆技・・・)
「なんてこった。なんで、なんで、何の為だよ!!リオン!!ウルトマの一族ってなんなんだよ!?」
(私はただ自分の正義を信じるしかありません)
SSTは破壊された。その為に地球にいる者は誰も気がつかなかった。銀河系の中心から災厄が近づいてきているのを。(つづく)
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