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地上から、必死にタクマ隊員とヒカル隊員が攻撃を仕掛けるが全く効果が無い。
「うう、こいつはちょっと今までの怪獣共と違うぜ」
「え?我々の攻撃が効かないのはいつもでしょアハ、アハ」
笑うヒカル隊員だがいつもの陽気さは無かった。彼も気が付いていた。METガンの光線は怪獣の体表で完全に防御されていた。光線は怪獣に当ることなく散らされているのだ。嫌な予感がする、と空に数台の機影が見えた「おお。メットロビンだぜい!」
ロビンにはフジタ隊員やヤマダ隊員が乗っていた。
「喰らえ!!」
ミサイルが一斉に発射される。命中…したがなんの効果も無かった。タクマの目には怪獣の銀の体表と突き出した角が全ての攻撃を跳ね返しているように見えた
「やばい、こいつは勘だがあの怪獣はヤバイぜ。いつかの燃える宇宙怪獣よりもヤバい」
怪獣の全身の角が光りだした。
「うお?ありゃあ一体!?」
周囲に稲光のような光線が散った。
「アーッ!!」
「キャー!!」
メットロビンは一瞬の内に消滅した。ゴヒは逃げていた。必死になって走り、逃げていた。荒川の河川敷にたどり着き、やっと止まった。ふと振り向くと怪獣の光線でメットロビンがやられるのが見えた
「え?あ、ありゃあひでえ脱出もできなかったぞ」
(ゴヒさん、大変です、あ、あの怪獣はアマゲドンです)
「え?なんだよそりゃ?」
(惑星を滅ぼす為だけに存在する最悪の宇宙怪獣です、いつの間に地球に来ていたのか・・・)
「うわ、やばいなあ、やっぱり変身しなきゃまずいかなあ?」
(あ、あのウルトマ戦士一人ではちょっと勝てそうにないです。応援でもいないと)
「応援って呼べるの?」
(ウルトマサインを送ってみます)
超空間を歪め、はるか彼方のG35星雲ウルトマの星にリオンのサインが届いた
[アマゲドンアラワルコウオウエン]
ウルトマの父はすぐさま返信した。地球の空にウルトマサインが現われる。光る巨大な文字だ。
「お?早いね。」
ゴヒは喜んだ。しかしリオンは言った
「応援は来ません・・・」
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