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ゴヒは立ち上がった。
「なあルード、アユカやリオンが死んだのは結局あいつらのせいだよな?」
ミドリも言った。
「METのみんなが死んだのもね」
ルードは言った。
「スビエの奴等もひでえが、ウルトマの方から仕掛けた戦いだ。ウルトマの父やキングは他の星の人間をてめえ達の都合のいいように利用するか排除することしか考えられないのさ。あいつらから現われてくれたのは好都合だ。俺はウルトマの父の首を獲ってやるぜ!リオンの弔い合戦だ」
ゴヒが応えた。
「なら俺もやらないとね…」
ゴヒは掌を握りしめ、拳に力を込めた。
「…リオンの力はそのままのようだし」
ミドリが言った
「あたしもやるよ!」バズーカを手にするミドリ。ゴヒは首を振った。
「いや、君は生きてくれよ」
「ゴヒ・・・」
廃虚と化したビル街。まだ煙がくすぶる。そこに降り立った何十人もの戦士。その中に二人のウルトマランが突如現われ、光線を辺り構わず発射した。
不意をつかれ光線を浴び、何人かが倒れる。驚くウルトマの父。二人の姿を認め、ウルトマ戦士に命令を下した。
「むう?反乱か?戦え!この二人を倒せ!」
何十人ものウルトマ戦士が、ゴヒとルードに狙いを定める。それぞれの必殺技で。ゴヒは思った。勝てるかな?なあに、いよいよとなったらアレを…ウルトマダイナマイトを、ウルトマの父にぶちかましてやる。今度は俺の命でな。
[完]
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