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「大丈夫?ゴヒ?」
目の前にミドリ隊員の顔。
「あれ?ここは?」
「タクマ隊員が海に浮いてるゴヒを助けたんだよ」
「いや、俺はね・・」
「それよりゴヒ、通信回線開いたままあんな事叫ばないでよ」
「え?」
「聞こえたよ。私とデートしたいって。死ぬかもしれない時に私の名前呼ぶなんて。恥ずかしいったらないわ」
「だってさあ」
「まあ一回ぐらいはいいか」
「今?いいの?」
ミドリに唇を突きだし、キスを迫るゴヒ。
「馬鹿。デートだよ」
ミドリはエルボーをゴヒのみぞおちに叩きこんだ。
「ぐぉっ!」
ゴヒは再び意識を失った。
(つづく)
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