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加藤はカーディガンから指をちょっとだけ出して口を隠しながら
『…で?見た?…手紙』
言わない方が良いのかな…
でも、ここはやっぱり正直に言った方が良いよね!
両…思い…なんだし?
「み…見ました」
緊張でどもってしまう
その声を聞いて加藤はカーディガンの中に手を全部入れて頭を抱えしゃがみ込んだ
『あ゙ぁ゙ぁ゙恥ずかしい!!!』
いきなり叫び出した加藤
「え?あの…加藤さん?大丈夫かい?」
私は心配になって話かけた
加藤はしゃがみ込んだまま目から上だけで見てきた
う…上目使いやめて!…可愛すぎるから!
『見た…んだよね……それ…本気だから』
顔中真っ赤になりながら加藤は言った
あぁ可愛いすぎる
そしてなにより……愛しい
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