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「加藤…私…」
今度は私の番だ
加藤の目線に合わせるようにしゃがみ込んだ
加藤が私をジッと見てくる
「私…もね…加藤が…………好きだよ」
言った…
言ったよ!
私は恥ずかしくなり口に手を持って行った
すると加藤は勢いよく立ち上がった
ゴンッ
鈍い音が聞こえ見ると
目の前で頭を抱え『いってー!』と悶える加藤が見えた
「だ!大丈夫!?」
頭が加藤の頭に手をやると
加藤は目を私に向け
『痛いってことは……夢じゃ…ない?』
少し涙目になりながら言う加藤
私はそれに対して爆笑してしまった
「アハハハハ!夢じゃないよ!」
『なっ、笑うな!俺真剣なんだから!』
と頬を少し膨らませて言った
あたしはひとしきり笑ってから
「だーいじょうぶっ夢じゃないよ」
と言って加藤に近づき耳元で
「加藤が大好き」
と言ってあげた
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