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「………加藤」
カーディガンの着ていない加藤が立っていた
私がカーディガンを持っているのを見て
『それ!なんか坂下寒そうだったしかけてやったんだよ。俺超紳士だわっ』
加藤が私に近づいてくる
心臓が口から飛び出そう
ドキドキが止まらない
『何?なんか言えよっ』
笑いながら1歩2歩とまた近付いてくる
机が2つぐらい離れた所で加藤が止まった
表情も止まった
目線は
私の手の中にある手紙
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