始まり

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風呂から上がると美紀からメールが来ていた。 美紀『リュウクのアド教えよっか?♥♥』 正直、知りたかった。 でも自分からメールするのは恥ずかしいから、 『別にいらなーい😏』 って誤魔化した。 返事が来なくなって、 ちょっと不安になっていたら、 着信音が鳴った。 好きでもないのに流行に乗っただけの着信音だった。 美紀『何それっ⤵笑 リュウクに教えといたから💕』 うまくいった!(笑) でも、どんなに待ってもその日リュウクからメールは来なかった。 単純なあたしはいらない事を考え始める。 美紀が勝手に約束を取り付けただけで、ホントはあたしと祭りなんて行きたくないのかな? 一回話しただけで自惚れてるかと思われたかもしれない。 いらない事を考えるうちに、いつの間にか寝てた。  
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