始まり

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んで翌日、起きたらメールが入ってた。 深夜ってか朝方? 4時くらいに入ってた。 知らないアドだったからすぐにリュウクだって分かった。 『22日、6時に美紀ん家の玄関にいたら拾う』 絵文字が一切なくて、メアドも初期状態のまんまだったのが、あたしのツボにはまった。 もう舞い上がる舞い上がる。笑 でも、拾うって車みたい(笑) 祭りは明日だったけど、 今すぐ会いたいような気持ち悪い感覚に落ちそうだった。 ふと、俊の事が頭を過った。 やっぱり俊を考えると、リュウクとは違う感情が溢れる。 多分、あたしにとって俊は初恋。 でもリュウクにも惹かれてるのは確かだった。 中1にして心の勝手な二股(笑) 魔性だって言われてもあんま嬉しくないな‥。 でも俊には振られたも同然。 そう考えるとちょっと楽だった。 祭りの日は5時に美紀ん家に行って桃子さんに化粧と髪をやってもらう事になった。 さあ、問題はリュウクに返信だ。
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