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「いや~凛子は魔性の女に近づいてるよ!」
綾が笑いながら肩を叩いた。
「てかあの女だれ~?泣」
あたしはずっと、俊と話してた女の事が気になってた。
「いや、あんた絶対気にしすぎだって。そりゃ俊だって女とも喋るよ。綾から見たら俊はあんたが好きなんだと思うけど。」
確かに俊だって女とも喋るよね‥。
でも、俊が金髪になってから話し掛ける女子が激減したから、あたしはちょっと特別って思い込んでた。
相原に早まったな、って思ったけど、こんなにすぐ振る訳にいかないよね‥。
次の授業は国語だった。
最近俊は、国語すら受けなかったから来ないんだろうなって思ってた。
でも、俊は来た。
あたしはドキドキってよりそわそわして、なるべく目を合わせないようにした。
まぁ、席離れすぎて目なんか合うはずないんだけど(笑)
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