古代怪獣ゴモラ登場

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『出て来たはいいがどうするよ?』 『後ろには子供達がいる。まずはごもたんをダムから引き離すんだ』 ジュワッ ドオォン ウルトラマンオルドがゴモラを蹴り飛ばす。 ズウゥン 倒れるもゴモラはすぐに立ち上がる。 ギャオォォォン!! 『幸いゴモラに飛び道具はない。接近戦でとにかく引き離……』 ビシュゥゥゥ ア゛ァッ 『しっかりビーム撃ってきてんじゃねぇかよ!』 『しまった、超振動破だ! まれにゴモラの中に振動を光線のように発射する個体がいると聞く』 ビシュゥゥゥ ズババババァ ヴゥッ 体にドリルや掘削機をぶちこまれたような激痛が走る。 『こんな重機みてぇな光線がダムに当たったらやばいぞ!』 ギャオッ! ギャオォォォン!! フラフラと立ち上がるウルトラマンオルドにゴモラが突進する。 『まずい、踏張るんだ飛作!』 デュワッ ドオォン 『わかってるつーの』 組み合うウルトラマンオルドとゴモラ。 度重なるダメージにあっという間にカラータイマーが赤く点滅する。 ズッ ズズッ 徐々に押されていくウルトラマンオルド。 『このままでは、ダムが…子供達が……』 『ここが……』 戦いに掻き消されているはずの 『根性の……』 子供達の声援が 『入れ時じゃあぁぁぁ!!』 卍飛作には届いていた!! シュワッ!! 『だっしゃあぁぁぁぁ!!』 ゴモラの左右の角を掴み高々ともちあげる。 『ごもたん! お前のせいでユウナが泣いてんだよ!! わかんねぇのか!?』 ギャオォォォン!! ゴモラの角が震えだす。 『男ならなぁ、女に涙を……流させるんじゃねぇぇぇぇ!!』 ビシュゥゥゥ 近距離で超振動破の直撃。 だが、ウルトラマンオルドは怯まない。 ギャオォォォン!! 『言って聞かせて分からねぇ……殴っても分からねぇ馬鹿となりゃ……ぶっ殺すしかねぇだろうが馬鹿やろぉぉぉぉ!!』 ブウゥン ゴモラを空に放り投げる。 ウルトラマンオルドの手に光が集まる。 クロシウム光線の構えだ。 デュワッ 『や、やめるんだ飛作! 死んでしまうぞ!!』 光る腕が交差する。 ドオアァッ ゴモラは凄まじい光に飲み込まれ、消滅した。 ジュワッ ウルトラマンオルドも空へと消えた。 キャンプ場を利用していた人々は脅威からの解放にみな、喜んでいた。ただ一人を除いて……
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