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ガラリと扉を開けると店番のようなものがいた。店番は気だるげな顔で男を見た。
「お前さんの目当ては蘭丸かい?」
「………あの銀髪の女は蘭丸というのか」
「あぁ、そうだ。顔はいいが口は悪いぞ。それでもよろしいか」
「あぁ」
男が了承をすると店番は部屋番号を伝えてきた
「椿の間だ」
「ありがとう」
男は店番に軽く手を振ると早速椿の間へと向かった。
歩いていくと急に薄暗い廊下に出た。その奥にうっすらと「椿の間」と書かれた板を発見した。
「ここか」
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