序章

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今年で数え16歳になるカインには双子の兄がいる。 「おーい、カイン!何処だ?いるんだろ」 大きな大木の幹に影を潜めてチラリと声のする方をみる。 「ちぇっ、やっぱり兄さんだ」 こちらに向かって走ってくるのはまぎれもなくカインの兄のアベルだった。
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