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ガラッ―
「おっはよーございまーす」
「はよー」
「…斎藤、井上…お前ら…また遅刻か…」
二人に呆れたように言うのは、担任の新垣(アラガキ)。生徒達からのあだ名は'がっきー'
「ごめんごめんって!!許してがっきー!!」
「がっきー、私達は遅刻常習犯だけど、成績は良いでしょ?だから許してがっきー」
「お前ら、二人してがっきーがっきー言うな。あと井上、真面目に言ってるようだが意味が分からん」
「うははww亜胡(アコ)、お前真面目に言ったのかよww」
「え、全然真面目じゃなかったけど?」
教室が少しの沈黙に落ちる。
「………井上…後で職員室来い」
「えぇ!?何それ!!普通は兎羅(トラ)も一緒でしょ!?」
「へっへーん。俺は良い子だから呼び出されないのっ♪ねっ?がっきー!」
「………斎藤も井上と職員室来い。」
担任は呆れたようにそう言い放ち、中断していた授業の続きを始めた。
「えぇー!?何それ、がっきー酷いよ!!……え、ちょ‥無視?がっきー?!ねぇ、がっきー?!」
兎羅を無視して授業を進める担任を見て亜胡がどや顔で言う
「へっへーん。ざまみろ!諦めな~」
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