第1章 私生活

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自転車が大きく弧を描いて門を越える それに続いて少女が門を越え、着地する際に少年の乗る自転車の後ろに着地する。 それと同時に、後ろから罵声が聞こえる 「なぁっ!!おおおお前らぁぁぁあ!!!また遅刻かぁぁぁ!!!」 「すいませ~ん!!!見逃してちょっ☆」 「ふりぃよww」 少年が運転する自転車は軽やかに自転車置き場へと走る。 速さは……… 普通じゃない。 とだけ言っておこう。 「ふぅ…逃げ切ったか?」 「まぁ、この速さにはついてこれないでしょ。」 「チャリ置き場知ってるし追いかけて来てるって……近道とか使って」 「確かにね……じゃ、あれが来る前に早く行くわ!!」 少女は少年の肩を叩き、先に校舎へと入って行った。 「いってぇ!!…ったく…握力半端ねぇんだよお前…」 少女に続き少年も肩を擦りながら校舎へと入って行った。 .
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