図書室と私と…
5/15
読書設定
目次
前へ
/
77ページ
次へ
* * * * * * * ガラリ、と少し古いドアが音をたてる。 「あ、城島さん。こんにちは」 美里亜が、ある教室のドアを開けると、男子生徒が一人―――校庭の良く見える窓側の椅子に座り、自分の名字を呼んだ。 「こんにちは」 いつもの事のように、表情を一つも変えず挨拶を返す。 そして、静かにドアを閉めると、古い紙の匂いが鼻の中に流れ込んでくるのがわかる。 美里亜はこの匂いが好きだ。
/
77ページ
最初のコメントを投稿しよう!
3人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
5(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!