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「亜美が起こしてくれなかったから遅刻した」
俺は亜美に毎朝起こして貰っている。
おいそこっ!笑うな!
「今日は一年生の入学式準備があるから起こせないって、昨日いったよ?」
なっ何ーそうだったのか?昨日の記憶はまったくないので仕方がないか。
「そうだったのか…………亜美に起こしてもらうの楽しみだったのにな、キスで。」
俺の一言にドッと歓声がわく。「よっ、夫婦」とか「俺のマドンナがぁー!」とか色々。
もちろん、キスで起こしてもらった事なんか、今まで1回もない。
「なっ、ななななに言ってるの誠くん!?でも誠くんがキスで起こしてほしいなら…………ボンッ!」
なんかしらんが亜美は爆発した。
はぁ、亜美は真面目で若干天然入ってるからな…………からかいすぎたか。
などと反省しているとガラガラとドアを開けて先生が入って来た。
あれ、学年主任の学 年男(ガクトシオ)ではないか!
学、年男とは中年デブで独身+ハゲで汗が酷い先生のことで……まぁみんなに嫌われてます!
「えー実は、このクラスの担任は私ではない」
と言葉を聞いたクラスメート達は…………。
「「「イェーイ!!」」」
と叫んだ………おい!学 年男泣いたぞ?
あっ、出てった。「お前らなんか知らないやいっ!」と言い残して…………。
ドンマイ学 年男。
ドンマイとしか言えないよ。
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