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「ごめん....もう大丈夫」
それでも兄の顔は沈んでいた
どれくらい時間が経ったのだろう
夏なのに真っ暗だ
視線を兄戻すと
泣いていた
「見るな」
すぐに服の袖で拭き私に笑顔を見せた
いつもいつも兄には感謝していた
「車に行くぞ 歩けるか??」
心配そうに私をみて視線を下にした
まだ血は止まらない
私も正直つらかった
急に兄はしゃがんだ
「乗れ」
「いや//私も高校生だし///歩けるよ!!」
動揺していると
急に体が浮いた
お姫様だっこ
「いや//おろして!!////」
「うるさい 怪我人は黙ってろ」
私は諦めてお姫様だっこされたまま車についた
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