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ふぅー。終わったー。よし!かーえろ♪
「なんか邪魔だな。取ろ」
「ひ、桧山君!」
俺が頭の包帯を取っていると後ろから話しかけられた。
「ん?……あ」
そこには朝の女の娘が立っていた。
改めて見てみるとかなりかわいい。身長は俺の鳩尾よりもちょっと高いぐらい。茶色がかった髪は左右でツインテールにしている。目はクリクリしていて、かなり可愛らしい。
「何かな?」
「あ、あの…今朝はありがとうございました。あの、嬉しかったです」
「あぁ、どういたしまして」
微笑みながら言うと、彼女は頬を紅く染めて俯いていしまった。なんか悪いこと言ったっけ?
「あ、あの!」
「ぅえっ?」
いきなり大声で話しかけてきたから変な声が出ちまった。
「な、何かな?」
「あの…明日から、一緒に登校しちゃダメですか?」
彼女が涙目+上目遣いで頼んできた。
可愛すぎる。
こんな顔されて頼まれて断るやつなんているのか?いや、いない!反語ォォォ!
「ダメ…ですか?」
「いいよ!」
「ふぇ?」
ふぇ?だって。可愛すぎる。
「うん、明日から一緒に登校しよう!」
俺が言うと一気に笑顔になった。
「はい!」
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